光と陰の中に浮かび上がる作品たち
岡村桂三郎の迫力ある大型作品と杉本博司、井上有一、操上和美らの作品が共鳴し、光と陰の中に浮かび上がる特別な展示空間を演出します。
技法・素材・モチーフに焦点を当てた日本ならではの作品たち
日本独自の伝統的な技法や素材、モチーフを取り入れ、多様な表現で制作された小沢剛、鴻池朋子、天明屋尚、山口晃、横尾忠則らの作品を展示します。
精緻な技術を生かした現代の超絶技巧の作品たち
見附正康の大皿や山口英紀の水墨画、須田悦弘や橋本雅也らの彫刻など、平面から立体まで超人的な技巧で表現された作品の数々を展示します。
日本の現代アートシーンを語るうえで欠かせない「もの派」の作品たち
1960年代後半から70年代の日本の美術運動「もの派」の代表的な作家である榎倉康二、菅木志雄、関根伸夫、李禹煥らの作品を展示します。
高橋龍太郎コレクションとしては初出展となる作品を約20点展示
華雪のインスタレーション作品や、束芋の映像作品、小谷元彦の彫刻作品など、初出展作品を多数展示します。
青山悟、井上有一、岩崎貴宏、榎倉康二、岡村桂三郎、小沢剛、小谷元彦、華雪、金子富之、熊澤未来子、操上和美、桑田卓郎、鴻池朋子、指田菜穂子、菅木志雄、杉本博司、須田悦弘、関根伸夫、田代裕基、束芋、天明屋尚、橋本雅也、畠山耕治、町田久美、松井えり菜、見附正康、村山悟郎、森村泰昌、山口藍、山口晃、山口英紀、横尾忠則、李禹煥
展示作品の解説やコレクター本人が展覧会の見どころを紹介する音声ガイドをご用意します。お手持ちのモバイル端末にWHAT MUSEUM公式アプリをダウンロードすると館内で視聴できます。(利用料:無料)
本展の開催とあわせて、当館では初めての試みとなる公開制作を行います。当館内に公開制作スペースを設け、作品を展示するほか、作家が通い新たな作品を制作していきます。詳細は順次お知らせします。
WHAT MUSEUM公式YouTubeチャンネルでは、「WHAT ARTIST INTERVIEW」と題して展覧会に出展する作家のインタビュー映像を公開しています。本展覧会に関するインタビューは会期中に順次配信していく予定です。
公式YouTube:https://www.youtube.com/c/WHATMUSEUM
高橋龍太郎コレクションについて
精神科医、高橋龍太郎氏が1997年から本格的に始めた現代美術コレクション。草間彌生、合田佐和子を出発点として、日本の現代美術にフォーカスし、奈良美智、村上隆、ヤノベケンジ、鴻池朋子、会田誠、山口晃、名和晃平、加藤泉、宮永愛子、池田学といった今や国際的に活躍する作家たちの初期作品、代表作品を多く有している。2008年以降、国内外23の公立・私立美術館でコレクション展が開催されてきた。「ネオテニー・ジャパン高橋コレクション」(鹿児島県霧島アートの森、札幌芸術の森、上野の森美術館ほか)、「高橋コレクション展−マインドフルネス!」(名古屋市美術館ほか)、「高橋コレクション展ミラー・ニューロン」(東京オペラシティアートギャラリー)「Cosmos /intime 内なる宇宙高橋コレクション」(パリ日本文化会館)など、各地で現代美術の優れた作家、作品に触れる機会を提供し続けている。2020年、現代アートの振興、普及への多大な貢献を認められ、令和2年度文化庁長官表彰を受賞。WHAT MUSEUMにおける「INSIDE THE COLLECTOR’S VAULT, Vol.1−解き放たれたコレクション展」では、高橋龍太郎コレクションの原点である合田佐和子、草間彌生、会田誠の作品と、近藤亜樹、今津景の大作、そして鈴木ヒラク、梅沢和木、毛利悠子、川内理香子、水戸部七絵、DIEGO、BIENら新しい世代、傾向の作品とを展示した。コレクションは現在進行形で続いており、新たな作家の発掘や作品の再評価を精力的に行っている。