スタジオジブリ作品の魅力に迫る展覧会「ジブリの立体造型物展」を5月27日(火)から東京・天王洲の寺田倉庫B&C HALL/E HALLで開催します。
80を超える国や地域で公開された映画『君たちはどう生きるか』をはじめ、スタジオジブリ作品は今、世界中で観られています。その背景には、作品を愛し、長い時間をかけて届けようとしてくれた人々がそれぞれの国や地域にいました。本展は海外のパートナーたちがどのように作品を届けていったのかを辿りながら、映画の名場面を立体造型物で紹介していきます。立体造型物展は2003年に始まった本格的なスタジオジブリ展の原点であり、進化を遂げて22年ぶりに東京に帰ってきます。
なかでも注目は映画『紅の豚』に登場する飛行艇サボイアS-21。“もしも本当にあったら”という想定で作られる迫力満点の飛行艇は今にも寺田倉庫から飛び立ちそうに見えることでしょう。
会期は5月27日(火)から9月23日(火・祝)。会場隣接の水上施設「T-LOTUS M」では2年前に「金曜ロードショーとジブリ展」で販売し話題となった「あのハム入りラーメン」も帰ってきます。また、三鷹の森ジブリ美術館とのセット券やホテルの宿泊プランと連動したチケットも販売します。
< 見どころ >
①海を渡った熱風
今では世界中で観られているスタジオジブリ作品ですが、知名度が低かった頃は映画の公開も簡単ではありませんでした。しかし、そんな時にそれぞれの国や地域に作品を愛し、長い時間をかけて届けようとしてくれた人々が現れ、スタジオジブリ作品が見られるようになっていきます。
“仕組み“ではなく”人”。本展ではスタジオジブリのパートナーたちを紹介しながら、北米、欧州、アジアなど各地でどのように作品を届けていったのかを辿ります。
②ジブリの世界へ飛び込もう
『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『平成狸合戦ぽんぽこ』『耳をすませば』など、数々のスタジオジブリ作品の名場面が立体造型物となって展示されます。立体で表現することで見えてくる新たなアニメーションの魅力をお楽しみください。帰り道、きっと映画が観たくなることでしょう。
フォトスポットも3箇所!1シーンに入り込んで、作品の1部になろう!
・君たちはどう生きるか
・コクリコ坂から
・耳をすませば
③ピッコロ社へようこそ
『紅の豚』に登場する飛行艇サボイアS-21を特撮界のエキスパートである伊原弘さんが中心となり“もしも本当にあったら”という想定で表現します。会場の寺田倉庫周辺は運河に面しており、映画に出てくるピッコロ社のような場所。今にも飛行艇が飛び立ちそうな空間でポルコたちとお待ちしています。
④短編『空想の空とぶ機械達』特別上映
“海を渡った熱風”の展覧会テーマに合わせ、宮﨑駿監督がかつて三鷹の森ジブリ美術館の企画展示用に制作した短編アニメーション映画『空想の空とぶ機械達』(2002年)を本展で特別上映します。大空にあこがれた人々がかつて空想した“空とぶ機械達”を描きます。