東京海洋大学品川キャンパスに設置されている雲鷹丸は1909年に進水し、約20年間学生の実習、海洋調査、漁具漁法の試験などを行いました。
1962年に東京水産大学創立70周年記念事業の一環として現在の位置に喫水線上部を解体運搬して組み立てられました。
今回の修復工事は昨年12月に着工し、本年3月末に完了しました。 天王洲総合開発協議会は、東京海洋大学との間で昨年7月に相互発展のための覚書を締結、地域の発展のために協力し合っており、その一環として雲鷹丸の修復事業の寄付活動を支援致しました。その功績に対し、4月17日修復記念式典において感謝状を授与されました。
■雲鷹丸修復工事の概要
工事施工会社:ジャパンマリンユナイテッド(株)
工事費用:約3,800万円
工事期間:平成25年12月に着工、平成26年3月末に竣工
工事概要:船体外部の修理工事
・マスト・ヤード・船体・その他鉄部の補修、塗装
・甲板部の防水工事
・ワイヤー部の取り換え・補修
・スパンカーブームの新替え
・ピンレール等の木部の新替え