2025年12月、東京・品川区のアイルしながわを舞台に、全国の美術系大学に在籍する学生たちによる展覧会「第N感を」が開催されます。
今年のテーマは「コンセント」。
五感を超える“第Nの感覚”をテーマに、若手アーティストたちが多様な表現を披露します。入場は無料。アートに詳しくない方でも、気軽に立ち寄れる開かれた展示です。この記事では、展示のコンセプトや見どころ、基本情報をわかりやすくご紹介します。
「第N感を」は、全国各地の美術系大学に通う学生たちが、それぞれの感性を自由に表現する展覧会です。ジャンルやスタイル、技法は一切限定されず、絵画や立体、映像、身体表現など、作品の形は実にさまざま。昨年の初開催に続き、今年で2回目を迎える本展示は、若手クリエイターによる“今”のリアルなアートシーンを体感できる数少ない場として注目を集めています。
「第N感」というタイトルは、「視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」という五感では語りきれない、名もなき感覚=“第Nの感覚”にフォーカスしていることを示しています。私たちが普段見落としがちな感情の揺らぎや、感覚の余白、身体の中に潜む微細な反応――そうした“あいまいで言葉にできないもの”こそ、表現の源泉であると本展示は捉えています。展示では、こうした曖昧な感覚を作品としてどう形にできるかを、学生たちが独自の視点で探求します。
今年のテーマである「コンセント」。
コンセント——壁にひそむ小さな“窓”は、
同じように、ここに集った若きクリエイターたちは、
どうか、あなた自身の感性のプラグを差し込み、
ひらめきのスパークが空間を駆け抜け、
アートに詳しくなくても大丈夫。正解も不正解もなく、感じたことすべてが“あなたの第N感”となる1日になるのではないでしょうか。
日常の思考から少しだけ離れ、自分の中にある見えない感覚に耳をすませる時間を、この展示で体験してみませんか。
入場無料・予約不要。
東京・品川エリアで、感性と出会う新しい冬の過ごし方として、ぜひ足を運んでみてください。
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※展示の性質上、一部の作品は写真撮影が制限されている可能性があります。撮影可能エリアやマナーについては、会場内の案内やスタッフの指示に従ってください。荷物の持ち込みや入場時の受付方法も会場入口でご案内があります。
展示会場の近隣には、運河沿いのカフェやギャラリー、開放的な散歩道も充実しています。観覧後は周辺を少し歩いてみるのもおすすめです。アートと街の風景を合わせて楽しむことで、感覚の余韻がより深く残る体験になるでしょう。
