天王洲は品川の臨海部にあって、幕府には第四台場として、また近年にあっては流通倉庫の集積する地区として重要な機能を果たしてきました。 そして1985年、天王洲の地権者22社による「天王洲総合開発協議会」の発足とともに総面積22haに及ぶ民間最大規模の都市開発が始まり, 「人間の知能と創造性に働きかける環境づくり」を開発コンセプトに順調に開発を進めてきました。21世紀に入り、品川臨海部の開発は、JR品川駅東口地区(品川グランドコモンズ)、JR品川駅の新幹線駅建設などの周辺地区の再開発までも含めた拡がりを見せており、ますます整備・発展を遂げつつあります。
21世紀を迎えた今日、ITの発達により人間は単純な処理労働から解放され、知性(インテリジェンス)、創造性(クリエイティビティー)、相互理解(コミュニケーション)等の 人間本来の能力をますます発揮する必要に迫られています。 天王洲アイルはこの大きな流れに着目し、オフィスを中心とした都市開発でありながら、機能性のみならず、感性や知性を刺激する文化性や海辺のロケーションを 利用した外部環境の快適性ななどを街づくりに取り込み、都市で働く人々の仕事、余暇、生活に対応していきたいと考えております。
東京湾ウォーターフロントの恵まれたロケーションを最大限に生かし、公園、街路、広場の整備を積極的に推進しました。
運河沿いのおしゃれな空間は、アーバンリゾートとして、来街者に親しまれ、特に島(アイル)を取り囲むボードウォーク(板張りの遊歩道)は天王洲アイルの名物として、島の内外を問わずたくさんの人々の憩いの場となっています。
客席数746席、馬蹄形三層構造の銀河劇場は舞台と客席の距離が最大でも20メートルという舞台の迫力がダイレクトに伝わる理想的な劇場として、演劇、ミュージカル、音楽、ダンスなど幅広いジャンルのエンターテインメントを発信しています。その他、ギャラリーや多目的ホールを備えたビルが複数存在する天王洲は、アートの街としても知られています。
天王洲アイルでは、土日も夜も人で賑わい、人と人がコミュニケーションできるようなレストランやショップを作る事を目的に、商業施設の充実にも力を入れています。商業施設の多くが天王洲各施設の1,2階に、来街者からは路面店のように見えるように配置され、オフィス利用者だけでなく、近隣に居住する人にも利用しやすい工夫されています。各ビルの足元に開放された公開空地の多くが、「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」の指定を受け、マルシェやキッチンカーなどの賑わい創出も積極的に行っています。
東京駅から直線距離で約7キロメートル、羽田空港からも同じく7キロメートルという交通至便な立地にあります。公共交通機関としても、東京モノレールにより羽田空港第一ビル駅より15分、浜松町駅より4分、りんかい線(東京臨海高速鉄道)新木場駅より10分、大崎駅より7分の好立地にあります。
東京モノレールとりんかい線の乗り換えも2001年3月のモノレール南口改札開設で一層便利となり、天王洲アイル駅から埼京線などに乗り入れで、新宿駅まで最短18分でアクセス。羽田空港から公共交通機関では、天王洲軽油が最短のルートで、新宿まで44分(乗り換え時間含む)でアクセスすることが出来ます。
品川駅からも循環バスで5分程度と至近です。
天王洲ふれあい橋の改正により、高浜運河沿いの遊歩道などを経由して徒歩でも18分程度でアクセス可能です。
渋谷・六本木等のスポットに比べると年齢層は若干高く、近隣就業者、カップルなど、男性30代、女性20代後半が中心と思われます。 さらに年配の女性グループ、若いファミリー等が見られることも特徴です。